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帰国しました♪ザ 牡羊座!突進型日常とひとり言のダイアリー
by amazingangel

アゼルバイジャン旅行記

行ってきました、アゼルバイジャン。
訪問の目的はカラ・カラエフ現代音楽祭参加。
カラエフはショシュタコービチの直弟子で(アゼルバイジャンは旧ソ連から独立した国)この地に音楽をもたらした作曲家。息子を初め沢山の優秀な作曲家を排出したそうです。
その息子のファラーチュ・カラエフによってこの音楽祭が2年に一度開かれています。

どんなお国かとどきどきしながら行きましたが、行ってビックリ、見事に予想外。
摩天楼のモダンなビルがひしめき合うそれは近代的な新しい町でした。
ギタリストのクリストフの奥様が(彼らは20年前に訪問している)トイレットペーパーを持って行きなさい、とアドヴァイスをくれ、サイトを見るとサラダや生水は避けた方が良いとある(正露丸を買って行きました)ので細心の準備をしていったけど全く心配なし。とてもアメリカナイズされた高級ブティックの並ぶ都会でした。アゼルバイジャンは資源が豊富で石油と天然ガスによってここ数年来急速に発展しているそうです。クリストフは「まるで違う国だ」とつぶやいていました。(貧しいけど前の方が人情溢れて好きだなあ、とも)
ホテルも2週間前に出来たばかりのホリデイ・インのスイート♡食事も3食ホテルで音楽祭メニューを頂きました。快適。もちろんトイレットペーパーは持ち帰りました。

音楽祭は4月21日から1週間毎日演奏会が催され、オープニングはオーケストラコンサート。
TVや取材が沢山来ていて華やかな雰囲気。
私達の室内楽コンサートは2日目でドイツ教会で行われました。
アンサンブルécoute(聴いて)という、メンバーはスイス人ギタリストとフルーティスト、そして私の3人。私はJ.Wyttenbach(スイス)の17曲からなる俳句の曲(歌詞はほとんどドイツ語訳、少し日本語)とPagh-Paan(韓国、ドイツで活躍)のギターとのDuo、そしてA.Zimmerlin(スイス)のフルート、ギター、歌のトリオを演奏しました。全て存命の作曲家の作品でまさに現代曲ばかり。プログラムは他にアゼルバイジャンの2人の若手作曲家の作品も演奏され、さらにこの多岐にわたった曲の合間にZelenka(スイス/ハンガリー)の作品で物音を立てたり、本を読んだりというパフォーマンスを入れ、演奏の流れをひとつの空間に作り上げるという試みもしました。
カラエフをはじめ、有名作曲家を沢山送り出しているお国柄、現代曲の音楽祭だと言うのに本当にだくさんのお客様が来てくれました。
ただ、オープニングの日もそうでしたが、聴衆のマナーは独特で演奏の間もおしゃべりするし、途中でどんどん出入り、帰るということは当たり前のようです。初めは面食らいましたが、その土地土地の音楽の楽しみ方があるのでかえって自由奔放でいいか、という気もしました。
そういえば日本のお能も出入り自由、観客の好きなスタイルで鑑賞しますよね。音楽会は敷居が高いものではく、庶民と共にある親しみのあるものなのかもしれません。

ただ、これだと私達のプログラミングの「曲間拍手をしないで下さい」という最初から最後までぴんと緊張感のある空気感をパフォームします、の試みは受けなかった気がします。(「なんで拍手しちゃイケナイの〜?」って残念がるお客様。)ちなみに3月にチューリッヒで(世界初演のアゼルバイジャン作曲家の曲を除き)全く同じプログラムでコンサートしたときはこの試みは大ウケでした。
ところ変われば趣味変わる。
まあこのときはスイス人作曲家全員来てくれて、聴衆は相当ハイレベルではありましたが。
私達にはそのメンツはかなりプレシャーでしたが皆さんお喜びでほっとしました。

帰って来てまもなくNHKの番組でアゼルバイジャンのことをレポートしていました。
興味深かったのは、旅人の男性が最後にぽつりと「この町を歩いて「疲れた」というのが印象です」とつぶやいていたのが印象的でした。私もまさにそんな感じを受けたから。綺麗で新しくて文句を付けようがないのだけど、どこか「虚無」「非現実的」で「人工的」な町。テーマパークで過ごしたみたいな感じです。ソ連から独立していろんな民族が共存していているため、国としてのアイデンティティーと特色に欠けるのが悩み、とアゼルバイジャンの友人が話してくれました。ひとりひとりは人情溢れる素敵な人間なのに、国として成熟していない、何かの真似をして急いで都会という形を作り上げてしまったからかもしれません。直接誰かとふれ合わなければ人のにおいがしない町。お金のにおいはぷんぷんだけど。ひとより建物に焦点があっているのかも。
貧しい人と大金持ちの貧富の差も随分ありそうです。
素晴らしい人間味溢れる友人達に幸せで安定した未来が来ることを願うのみ。
「百聞は一見にしかず」体験でした。
# by amazingangel | 2015-05-10 17:03 | Diary

アゼルバイジャン

カラ・カラエフ現代音楽祭
2015年4月22日19:00
ドイツ教会 バクー(アゼルバイジャン)
# by amazingangel | 2015-05-10 16:06 | Schedule

伊勢崎コンサート

伊勢崎文化会館でコンサートをします!クラッシックからミュージカルナンバー、シャンソンまで。
楽しい曲を集めました。是非おでかけください。
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# by amazingangel | 2014-08-27 15:28 | Schedule

城西病院ホスピタリーコンサート

急でごめんなさい!
今日です(^^;)。
よろしかったら〜〜!!

2013年12月5日(金曜日)19時開演 入場無料
城西病院(荻窪)
ピアノ山内のり子

http://www.johsai-hp.or.jp/info/concert.html

今日はモーツアルト、ジャズにシャンソンと盛りだくさん。
クリスマス近いので大サービス(⇦違います)
# by amazingangel | 2013-12-06 08:18 | Schedule

才能について

人は神様から与えられた花があります。
花とは自分の中にある才能のこと。
どんな人にも必ずあります。

でもその才能を表に出すには
自分の花を美しく咲かせるには
日々努力をしなくてはなりません。

自分の才能が何なのか
どんな花が咲くのだろうか、と
考えなくていいのです。

そんなことに思い悩む時間があったら
目の前にある
今、やらねばならないことに
一生懸命心を尽くして
今すぐ咲かせられる花を咲かす。

花は一つではないので
小さな花をひとつひとつ丁寧に
咲かせていけばいいのです。

そうしているうちに
土壌は豊かになり、
こぼれ落ちた種は
どんどん進化して
いつかは大輪の花を咲かせることができるのです。

一歩一歩
毎日毎日
少しずつ、しかないのです。
でもその少しの努力は必ず大きなものに繋がります。

音楽をやっていると
自分の才能と毎日向き合って生きています。
それを磨くために日々生きています。
本当にありがたい仕事です。

音楽は進歩が分かりやすいので
やりがいもありますが
上手くならないときは時は
本当に打ちのめされます。
人と比べて落ち込みます。

夢ににんべんをつけると「儚い(はかない)」

私には才能がない
私には出来ないかもしれない
この道は向いてないのかもしれない

こんな諦めの心
どうせできないと努力から逃げる怠惰な心
そんな「ひと」の心が
自らの才能を摘み取り
夢を儚くさせてしまうのでしょうね。

できなければ出来るまで練習すればいいのです
出来るようになったらそれが身につくまで練習すればいいのです

天才は何度も何度も
繰り返し練習するのを全く苦に思わないそうです。
そう、天才は練習しているのです。誰よりも。

すぐに出来る人が天才なのではありません。
出来るまでに時間がかかる人は
私には向いてないと諦めて努力を怠るので
そこでどんどん天才と差が付く。

ワンフレーズが出来るまでに100回練習して
出来たらそれを身体に覚えさせるためにもう100回。
また悪い癖が出てきたらそこでリセットの100回。

人の前で歌わせて頂くまで500回歌え、と
ハンス・ホッター先生は言ってらしたなあ。
そこまでやれる人が一流レベルになれる。

そう。やればいいんだ。
やるだけだ。
それしか本当に道はないし。
それをしたら道は必ずある。
こんな単純なことなのです。
みんなにチャンスはあるのです。
勇気がでませんか?

あなたたちの花は「歌」ではないかもしれません。
でもこうして歌を通して
日々自分のために水を注ぎ続けているかぎり
必ず進化します。
そしてそれは必ずあなたの大輪の花に繋がっています。

「夢」
それは自分の才能の花を開花させること

自分の大輪の花を信じて
いつか咲かしてみせると
日々自分のために水を注ぐ。
その夢に焦がれて生きる日々にしたいです。
# by amazingangel | 2013-12-06 08:11 | 天使のひとりごと